マドリードへようこそ
広場は2022年3月から2023年春まで改装工事が行われます。
街の中心部にあるにぎやかな広場。プエルタ・デル・ソルはマドリードの象徴の一つです。半円形の広場には、マヨール通り(Calle Mayor)、アレナル通り(Calle Arenal)、アルカラ通り(Calle de Alcalá)、プレシアドス通り(Calle Preciados)など、マドリードの歴史的な通りや交通量の多い通りが合流しており、大都市を代表する様々な要素が集中しています。
その中の一つは現在マドリード自治州政府が置かれている旧郵便局(Casa de Correos)の有名な時計です。毎年12月31日、新年を告げる鐘の音が鳴り響き、建物の下に集まった大勢の人々が12粒のブドウを食べるのが、伝統的な行事です。この様子は、何百万人ものスペイン人視聴者に向けて、テレビで生中継されます。
また、旧郵便局の前には、0 km地点を示すプレートがあります。マドリードから放射線状に延びる国道の基点を表示しているものです。このプレートと一緒に写真に収まる観光客の姿が、毎日多数見受けられます。プエルタ・デル・ソルには熊とマドロニョ(Oso y Madroño)の像もあります。マドリード市の紋章の要素を表現したこの像は、マドリード市民に大変人気があり、待ち合わせによく使われる場所となっています。
広場の反対側、アレナル通りの入口には、マリブランカ(Mariblanca)像があります。これは、17世紀の作品の複製です。オリジナルの像は当時この場所にあった噴水に立っていましたが、現在では市庁舎(カサ・デ・ラ・ビジャ:Casa de la Villa)に保管されています。広場の中心、マリブランカ像のすぐ近くに、カルロス3世(Carlos III)の騎馬像があります。カルロス3世は18世紀に街のインフラを改善し、マドリードを近代化した国王です。
2020年8月20日、プエルタ・デル・ソルは全域歩行者専用になりました。「環境持続性戦略マドリード360」に従い、市内の大気の質を改善するためにとられた対策の一つで、2008年5月21日付けの欧州指令2008/50/ECを履行するものです。
広場とともに、プエルタ・デル・ソル内のマヨール(Mayor)通り、セビージャ(Sevilla)とプエルタ・デル・ソルの間のアルカラ(Alcalá)通り、カナレハス(Canalejas)広場とソル(Sol)の間のサン・ヘロニモ(San Jerónimo)通り、ラ・クルス(La Cruz)通りとサン・ヘロニモ通りの間のエスポス・イ・ミナ(Espoz y Mina)通り、ラ・クルス通りとサン・ヘロニモ通りの間のラ・ビクトリア(La Victoria)通りも歩行者専用になりました。エスパルテロス(Esparteros)通りは進行方向が変更されました。
ステーション:
- Puerta del Sol A y B (Puerta del Sol, 1)
- Calle Carretas, 8
- Calle Mayor, 20
- Plaza de Celenque A y B (Plaza de Celenque, 1)