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マドリードをバスで移動


2023年2月7日より、公共交通機関におけるマスク着用義務は撤廃されます。


マドリード市交通公社(EMT)が運営する充実したバス路線網は、市内ほぼ全域を網羅しています。地下鉄は通っていない地区がありますが、バスはほぼ全地区で運行されているため、移動にとても便利です。主要道路にはバス専用車線がありますが、交通渋滞の際にはその影響がバスにも及び、地下鉄より時間がかかる場合もありますので、ご注意ください。 新路線、001 アトーチャ・レンフェ(Atocha Renfe)-モンクロア(Moncloa)、002 プエルタ・デ・トレド(Puerta de Toledo)-アルグエジェス(Argüelles)C03 プエルタ・デ・トレド-アルグエジェス (無料・ゼロエミッション)運行!

大半の路線で、月曜から金曜までの6:00から23:30まで、時間帯に応じて4~15分間隔で運行しており、週末は運行本数が減少します。土曜、日曜、祝日は、7:00から23:00までの運行です。バラハス空港(ターミナル1、2、4)とアベニーダ・デ・アメリカ(Avenida de América)間を毎日結ぶ路線(200番線)もあり、料金は普通のバスと同じ(1.50 €)です。101番線はカニジェハス(Canillejas)と空港ターミナル1、2を結んでいます。

「ブオス(Búhos)」と呼ばれる深夜バスも26ルートあり、どのルートもシベレス広場(Plaza de Cibeles)を起点としています。料金は日中と同じですが、運行本数は少なくなります。日曜から金曜ならびに祝日は、ブオスは23:55から4:00まで35分間隔でシベレス広場から運行しています。4:00の後は5:10の運行となります。土曜、祝日の前日には、23:00から7:00まで15~20分間隔でシベレス広場から運行しています。

料金

  • EMT乗車券:1.50 €(バス車内、American Express、Mastercard、Visaなどのクレジットカード、モバイル決済あるいは現金で購入可能。使用可能な紙幣は5ユーロまで。)
  • 地下鉄・バス共通10回券(メトロブス:Metrobús):地下鉄Aゾーン、EMT、ML1(メトロ・リヘロ:Metro Ligero1号線)で利用可能:12.20 €〔メトロブスは地下鉄駅、マドリード市内のタバコ・切手販売店(エスタンコ)、新聞・雑誌販売店(キオスコ)で購入可能〕 
  • EMTバス+バス(Bus+Bus EMT10回券:18.30 €(異なる路線への乗り継ぎ1回可能。タバコ・切手販売店(エスタンコ:Estanco)、その他の認可済み販売所での購入が必要です)
  • エアポート・エクスプレス券:5ユーロ(エアポート・エクスプレス線のバス片道乗車券)
  • 大家族パス:料金をご確認ください(一般・特別家族割引料金乗車券)
  • ツーリスト乗車券:料金をご確認ください(選択したゾーン内の公共交通機関を無制限利用)
  • 一年定期券:料金 をご確認ください(記名式、譲渡不可、一年を通して選択したゾーン内の公共交通機関を無制限利用) 

10回券はマルチカード(Tarjeta Multiにチャージしなければなりません。マルチカードは非個人的なチャージ式の非接触型公共交通機関カードで、複数名で使用でき、有効期限は10年。マドリード州公共交通機関の料金システムの非個人的なチケット情報が保存されます。当カードは「Tarjeta MULTI Disponible AQUÍ 」の赤色の表示がある地下鉄とメトロ・リヘロの自動販売機や、タバコ・切手販売店(エスタンコ)、その他の認可済み販売所にて、2.5ユーロで購入できます。バスの車内では販売していません。

ツーリストカード(Tarjeta turística入手時に初めてチャージする場合、マルチカードは無料となり、使用期間終了後は1回乗車券および10回乗車券のチャージが可能です。ツーリストカードを入手せず、例えば10回乗車券を使用したい場合、マルチカードの入手には2.5ユーロの支払い(返金不可)が必要となります。

バスにある2台のカードリーダーのいずれかにチケットを通し、市交通公社の職員が車内で検札に来る場合があるので、提示できるようにしておかなければなりません。

新ゼロ路線:アトーチャ・レンフェ-モンクロア/プエルタ・デ・トレド-アルグエジェス/C03 プエルタ・デ・トレド-アルグエジェス 

ゼロエミッション、利用者にとってゼロコストのゼロ路線は、新しい環境持続可能性戦略マドリード360の主要対策の一つであり、大気の質に関する欧州指令を履行するための当公社の重要な手段です。

001路線「アトーチャ・レンフェ-モンクロア」

ゼロ路線第1号は、マドリードの重要なインターモーダル2か所を結ぶ001 アトーチャ・レンフェ-モンクロア。1つの起点が、旅行者の市内への主な玄関口であるアトーチャ・ターミナルにあり、もう1つの起点が、アルシプレステ・デ・イタ(Arcipreste de Hita)通りに面するモンクロア・ターミナルの出口(2800番停留所)にあります。

ゼロエミッション技術を導入した車両のみの運行で、運賃無料(乗客数記録のため、交通機関の月ぎめパスやツーリストカードを利用している乗客は、カードリーダーに読み取らせる必要があります。これらのカードを利用していない場合には、運転手が乗車証明として無料の切符を乗客に渡します)

001路線には停留所が32カ所と起点が4カ所あります。アトーチャ・ターミナル(5710番停留所)から17カ所に停車。インファンタ・イサベル通り(Paseo de Infanta Isabel)、プラド通り(Paseo del Prado)、カノバス・デル・カスティージョ広場(Plaza de Cánovas del Castillo)、シベレス広場(Plaza Cibeles)、アルカラ通り(Calle Alcalá)、グラン・ビア(Gran Vía)、プリンセサ通り(Calle Princesa)、モンクロア広場(Plaza de Moncloa)を通り、アルシプレステ・デ・イタ通りのモンクロアの起点に到着します。モンクロア-アトーチャ方向は、反対方向と同じルートを巡り停留所が15カ所あります。

この路線のバスは、平日ピーク時に7、8分間隔で運行しています。運行時間は、両起点で7:00が始発、最終はモンクロアが23:30、アトーチャが23:00です。

001 Atocha Renfe-Moncloa

002路線「プエルタ・デ・トレド-アルグエジェス」

同じくゼロエミッション、無料で運行するゼロ路線第2号の002路線は、プエルタ・デ・トレドからアルグエジェスまで中心部の一部を横断。ルートを巡る単独の幹線道路が存在しないため、様々な通りを走ります。

始発は8:00で、最終はアルグエジェスで21:00、プエルタ・デ・トレドでは20:45で、運行間隔は最短約10分です。ルートに合うよう、Wolta電気バスが8台導入されています。

C03路線「プエルタ・デ・トレド-アルグエジェス」

マドリード市交通公社は、プエルタ・デ・トレドからアルグエジェスまで、環境持続可能性戦略マドリード360の一環として、ゼロエミッションの新たな周辺路線の営業を開始しました。中央区の周囲を100%電気バスで運行し、プエルタ・デ・トレドとアルグエジェスの両起点間に、現在のところ停留所が36カ所あります。

運行時間・間隔は、平日・休日ともに、両起点で7:00が始発、最終はプエルタ・デ・トレドとアルグエジェスで23:00です。

C03 Puerta de Toledo-Argüelles

 

停留所、情報アプリ、Wi-Fi、アクセシビリティ

バスは定められた停留所でのみ乗降可能で、停留所では各路線の運行ルートが確認できます。また、多くの停留所に情報提供スクリーンがあり、各路線の待ち時間が表示されています。

バスを止めるには、十分な余裕をもって手を挙げ、はっきりと合図しなければなりません。車内では乗客がボタンを押した場合に限り、運転手は停車します。

EMTにはアプリ「ミ・アウトブス(Mi autobús)」があり、市内各地へ行くために乗るべきバスや待ち時間を知ることができます。しかも、全車両に無料Wi-Fiネットワークが完備されています。

EMTのバスには、視覚障がい者または訓練士と一緒にいる盲導犬や、小型のペットを除き、動物を同伴しての乗車はできません。小型ペットの同伴には、キャリアに入れて飼い主が運び、他の乗客の迷惑にならないことが条件です。

バス・サービスに関する詳細情報はマドリードEMTのご利用者マニュアル(アクセシビリティや、ベビーカー、チャイルドシート、スーツケース、大きな荷物、自転車などを携行しての乗車に関する情報)をご覧ください。 

新車両

EMTは現在更新過程にあります。新車両が、乗降口と車体が異なる旧モデルと共存しています。バスの利用者が正しく迅速に識別できるよう、EMTはフロントガラスに目立つステッカーを配置し、現在運行しているバス4を区別する予定です。

また、車内での情報提供も行われており、車椅子が置かれる中央乗降口付近に、車両モデルのアクセシビリティの特徴(安全上の理由から認められている可能な組み合わせ)が詳しく説明されています。こうした乗客向けの情報ステッカーは、現在徐々にEMTの全車両に配置されています。

EMTバス・アクセシビリティ・パンフレット


エアポート・エクスプレス・バス(Bus Exprés al Aeropuerto

この運行サービスは、市内中心部とマドリード・バラハス空港を、1年365日24時間結んでいます。「エアポート・エクスプレス(Exprés del aeropuerto)」と呼ばれるバスは、日中(6:00~23:30)は15分間隔、夜間(23:30~6:00)は35分間隔で、区間を約40分で運行しています。詳細はこちら

 

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