マドリードへようこそ
大雨や強風などの悪天候の場合や、悪天候後の点検のため、公園は予告なしに一時閉鎖されることがあります。
各入口の案内版をご覧ください。
毎日開園
秋・冬:10月~3月 6:00~22:00
春・夏:4月~9月 6:00~0:00
注:Google Mapsで表示されている開園時間は正しくありません
注2:メキシコ通り(Paseo de México)ではここ数カ月間整備工事が行われています
マドリードの中心部に緑のオアシスを形成する面積125ヘクタールの土地と15,000本以上の木々。ビバセス庭園(Jardín de Vivaces)、アンダルシアを思わせる古典主義庭園であるセシリオ・ロドリゲス庭園(Jardines de Cecilio Rodríguez)、建築家エレロ・パラシオス庭園(Jardines del Arquitecto Herrero Palacios)、バラ園(Rosaleda)、樹齢400年とも言われるマドリード最古の木ラクウショウが立つフランス庭園(Parterre Francés)は、植物学的にも重要な庭園です。2021年7月25日、ユネスコの世界遺産に登録されました。
マドリードの緑地帯であるだけでなく、市民や観光客にとって文化、レジャー、スポーツの場所でもあるレティーロ公園。最も重要な建築、歴史、魅力的な要素としては、ボートや屋外教室、市のカヌー教室、7~17歳の子供や若者を対象とした様々なアクティビティが楽しめる大池、現在展示室として使われているベラスケス宮殿(Palacio de Velázquez)とクリスタル宮殿(Palacio de Cristal)が挙げられるでしょう。1887年のフィリピン展の際に、外来植物を入れるために建てられたクリスタル宮殿は、スペインの鋳鉄建築の代表例の一つです。
その他、レティーロ公園には素晴らしい彫刻や噴水もあります。建築家ホセ・グラセス・リエラが手がけたアルフォンソ12世のモニュメント。オドネル(O'Donnell)通りとメネンデス・ペラジョ(Menéndez Pelayo)通りが交差する一角にあるフェルナンド7世の庭園(Reservado de Fernando VII)。ここには、漁師の家(Casa del pescador)、人工の山、以前はナイトクラブで現在はレジャーと飲食のためのモダンなマルチスペースFlorida Parkになっている密輸商人の家(Casa del Contrabandista)などがあり、ロマンチックな雰囲気が漂っています。その他、悪魔を題材にした世界で唯一の彫刻である堕天使の像と、イサベル2世の誕生を記念して造られたガラパゴスの噴水(Fuente de los Galápagos)、素晴らしいサン・ペラヨ礼拝堂(Ermita de San Pelayo)や故人の森(Bosque del Recuerdo)などがあります。
散策、スポーツ、その他
レティーロは旅行者や市民にとって、散策やスポーツ、そしてランニングやスケートを楽しめる最適なスポットです。子供連れなら、数多くのレクリエーションエリアも楽しめます。
市立スポーツセンター・ラ・チョペラ(La Chopera)、市立図書館エウヘニオ・トリアス(Eugenio Trías)、文化センター・カサ・デ・バカス(Casa de Vacas)、改修されたばかりの気象観測所(Observatorio Meteorológico)周辺〔エル・レセルバド(El Reservado)、腕木通信城(Castillo del Telégrafo Óptico)のイサベル様式庭園、雌象の水浴場(Baño de la Elefanta)がある、公園の歴史遺跡の一つ)も、レティーロ公園散策の際に足を運びたい場所です。また、植物愛好家なら、恐らくマドリード最古の木と考えられるメキシコヌマスギもお見逃しなく。
このほかレティーロ公園では、Feria del Libro (ブックフェア)や サン・イシドロの花火などのイベントも開催されています。
ユネスコの世界遺産
2021年7月25日、ブエン・レティーロ公園(Parque del Buen Retiro)はプラド通り(Paseo del Prado)とともに、文化的景観としてユネスコの世界遺産に登録されました。 「光の景観」(Paisaje de la Luz) という名称のマドリードのプロジェクトの選定は、16世紀にマドリードをヨーロッパ初の持続可能な首都にした、都市環境での自然、文化、科学の統合が認められたものです。
こうした統合は、ユネスコが認めた普遍的価値を「光の景観」にもたらし、時代の先を行く、際立つ都市計画の類まれなモデルとして特徴づけています。このモデルは、新しい社会に関する理想を反映し、国境を越えて広がりを見せました。豊かで種々様々、発展的でダイナミック、市民の娯楽と教養のために入念に設計された、自然と触れ合うことができる都市の文化的景観です。
ステーション:
- Plaza de la Independencia, 6
- Calle Antonio Maura, 15
- Calle Espalter, 1
- Puerta del Ángel Caído (Avenida de Alfonso XII, 54)
- Menéndez Pelayo (Avenida de Menéndez Pelayo con calle Poeta Esteban Villegas)
- Puerta del Pacífico (Avenida de Menéndez Pelayo, nº 73)
- Puerta del Doce de Octubre (Avenida de Menéndez Pelayo, nº 63)
- Puerta de Madrid (Avenida de Menéndez Pelayo esquina calle O'Donnell)
- Velázquez (calle Alcalá, 95)
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