マドリードへようこそ

マドリード最古のタブラオのひとつ。1956年の創業以降、その名声は国内外へと広がり、あらゆる社会層の著名人たちが夕食や舞台に興じてきました。ゲイリー・クーパー（Gary Cooper）、リタ・ヘイワ―ス（Rita Hayworth）、チャールトン・ヘストン（Charlton Heston）など、アメリカ合衆国の前世紀を代表する伝説的な俳優から、ジョージ・ブッシュ（George Bush）、リチャード・ニクソン（ Richard Nixon）、ジョン・F・ケネディ（John F. Kennedy）、ヘンリー・キッシンジャー（Henry Kissinger）、カルロス・メネム（Carlos Menem）等の政治家たち、そしてパブロ・ピカソ（Pablo Picasso）やサルバドール・ダリ（Salvador Dalí）などの著名画家まで、錚々たる顔ぶれがタブラオを訪れています。

アウストリアス地区（ハプスブルク家のマドリード）に位置するコラル・デ・ラ・モレリア。最近訪れた著名人としてはニコール・キッドマン（Nicole Kidman）、サンドラ・ブロック（Sandra Bullock）、ヒュー・グラント（Hugh Grant）、ロブ・シュナイダー（Rob Schneider）、エイドリアン・ブロディー（Adrian Brody）、ナタリー・ポートマン（Natalie Portman）やリチャード・ギア（Richard Gere）などが挙げられます。舞台に立ったカンタオール、カンタオーラ、ギタリストの顔ぶれもイサベル・パントハ（Isabel Pantoja）、ラ・チュンガ（La Chunga）、アントニオ・ガデス（Antonio Gades）、ブランカ・デル・レイ（Blanca del Rey）やパストーラ・インペリオ（Pastora Imperio）など、やはり超一流です。スペインフラメンコ芸術の聖地とされ、今日では専属のバイラオールやギタリスト、カンタオールを揃えています。マドリードの夜を過ごすのに必須の場所と言ってよいでしょう。

また、この店には、シェフのダビ・ガルシア（David García）が手がける料理が味わえる２つの異なるガストロノミー・スペースがあります。レストラン「コラル・デ・ラ・モレリア」（Restaurante Corral de la Morería）では、わずか４テーブルのためにシェフが非常に個性的な料理を創造。そして、テーブル数の多いレストラン「タブラオ」（Restaurante Tablao）は舞台があり、またとない経験が楽しめます。

2018年、コラル・デ・ラ・モレリアはスペイン・ガストロノミー賞を受賞しました。