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マドリードでの運転

マドリードでの移動には、ヨーロッパ有数の充実度を誇り、大気汚染防止にもなる公共交通機関の利用をお勧めします。車でマドリードを訪れる場合には、Madrid 360 / 低排出ゾーン、時々発動される公害防止プロトコル、多くの通りで制限速度が30 km/hに定められている都市部の移動規則を考慮しなければなりません。見える場所に環境ステッカーを貼付しておくことが義務づけられています。

MADRID 360 / 低排出ゾーン

Madrid 360には、21地区の環境保護向上を目的とした、複数の低排出ゾーン(ZBE)の設定が含まれています。20221月から2025年にかけて、市全域が段階的にZBEに指定されていきます。

2021年9月13日に承認された新しい「持続可能な交通条例」により、公害対策と経済活動の発展を両立させながら、市内全域を低排出エリアにするための、法的要素が定められています。

新しい規則は私にどのような影響がありますか?

 


公害防止プロトコル

マドリードには、車両の通行と駐車に影響を及ぼす高汚染時用プロトコルがあります。このプロトコルは5つの対策ステージを定め、環境ステッカーに従い、最もクリーンな車両を優先しています。

マドリードを車で訪れる場合には、プロトコルが発動されているか、どのような措置が定められているか、ここを参考にすることをお勧めします。

駐車

黄色に塗られたスペースや「駐車禁止(Prohibido Estacionar)」表示のあるエリアへの駐車は許可されていません。規定の駐車エリアは標識がある他、青または緑色に塗られており、駐車券はパーキングメーターか携帯電話から購入することができます。

飲酒

飲酒運転は法律で罰せられ、飲酒量に応じて、違反または犯罪として定義されます。一般的に定められている法的限度は、呼気1リットル中0.25mgです。運転初心者あるいはプロのドライバーは、0.15mg/lに限度が下がります。これらの量を超えた場合の罰金は500ユーロ以上であり、実刑判決が科される場合もあります。

制限速度

マドリードでの制限速度は厳格に実施、管理されており、速度を測定するレーダーが様々なエリアに存在します。車両の一般的な制限速度は、道路の種類により以下の通りです。

  • 高速道路と自動車専用道路:120 Km/h
  • 国道:100 Km/h
  • 市道:30 Km/h(片側一車線道)、50km/h(片道2車線以上の道路)
  • 自転車レーン:30 Km/h
  • 住宅地:20 Km/h

運転免許と年齢

スペインで運転するための法的な最低年齢は18歳です。非居住者はスペインで国際免許を用いて運転することができます(有効期間:1年)。欧州連合加盟国の居住者は、自国の免許でスペインでの運転が可能です。

子供の同伴

12歳以上の子供は助手席に座ることができます。12歳未満の子供は、安全のための特別なシートが装着されている場合に限り、助手席に座ることができます。後部座席では、身長135 cm未満の子供は安全のための補助装置を使用しなければなりません。

バイクと自転車

バイクの運転手は昼夜を問わずライトを点けなければなりません。ヘルメットの着用は運転手にも同乗者にも義務付けられています。

歩道へのバイクの駐車は、駐車レーンがない場所に限り許可されています。いずれにしても、歩道にバイクを駐車する場合には、通行できる3メートルの幅を残しておかなければなりません。

歩道上の自転車レーン(acera-bici)と、12歳未満の子供が運転する自転車に大人が歩いて同伴する場合を除き、歩道を自転車で通行することは禁止されています。自転車は、住宅地の通り(20 km/h以下)、自転車道(ciclo-calle)、地方道路網(明確な標識があるい場合に限る)で双方向の通行が可能です。

ヘルメットの着用が、都市街路では16歳未満に、都市間道路では全員に義務付けられています。

携帯電話

運転中の携帯電話の使用は、ハンズフリーで使用する場合を除き違反行為です。この種類の違反の罰金は、約200ユーロに達します。

パーソナルモビリティ

電動キックボード、セグウェイ、その他同様の製品は歩道の通行はできませんが、自転車レーンと通りは30 km/h以下で通行できます。16歳未満はヘルメットの着用が義務付けられており、走行中のイヤホン使用は禁止されています。

使用できるのは15歳以上です。観光ツアーで使用する場合、グループの定員は8人で、全員のヘルメット着用が義務付けられており、10歳以上の子供も使用することができます。

 

必見ガイド

地図とガイド

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