何を買ってきてくれた?マドリードの土産品
マドリード観光には数多くの可能性があるため、何か魅力的な計画を忘れてしまいがちです。けれども決して欠かせないのが、家族や友達のために費やす時間。それは、帰宅後、お土産やマドリードを連想させるちょっとした贈り物で、「あなたのことを覚えていたよ」というメッセージを受け取ってほしいからです。
定番のOsborneの雄牛の磁石、アルカラ門のマグカップ、プエルタ・デル・ソルのイラスト入りキーホルダーより、もっとユニークなプレゼントをお探しなら、独創性と魅力でサプライズをもたらし、現代的でクリエイティブなマドリードのイメージを伝える提案を、いくつかご紹介しましょう。
1.マドリードの地区のイラストマップ
贈り物にいいアイデアは、Relajaelcocoやリカルド・カボロ(Ricardo Cavolo)などのアーティストがイラストを描いた、マドリードの地区のガイドとマップ。レオン(León)通り30番地の店舗、Walk With Meで手に入れることができます。ガイドとマップには再生紙とオーガニックインクが使用されています。
2.メッセージ入りマドリードの絵葉書セット
「Mi Madrid para ti(あなたのための私のマドリード)」はブラジル人イラストレーターのBia Meloがデザインした15枚の絵葉書セット。マドリード好きの彼女が、街、人々、文化を完璧にまとめ、微笑みを誘うディテールが見られます。
絵葉書セットは布製の背で装丁され、引き抜きやすいよう内部が糊付けされており、よくあるバルのナプキンからとった「Gracias por su visita(ご来店ありがとうございます)」という文章など、様々なメッセージが含まれています。
El Moderno(Corredera Baja de San Pablo, 19)などの店舗で販売されている他、作者Bia Meloから直接購入することも可能です。
3.マドリードのユニークな絵画
特別なアート作品の購入をご希望なら、Cuadros guapos(Carlos Arniches, 32)へお出かけください。ラストロ(Rastro)にある興味深い店舗で、エンバハドーレス(Embajadores)地区の手工芸家、画家、イラストレーターの集いの場になっています。
マドリードの最高の姿を、スカイライン、象徴的な建造物、風景、夕方の景色で表現した作品で、地下鉄、グラン・ビア、夜のマドリードが描き出されています。ホセ・G・アルカラ(José G. Alcalá)やマルタ・ウジョア(Martha Ulloa)などのサイン入りプリントやイラストがあり、ポップアートのカラフルなスタイルが主流です。
もうひとつのギフトのオプションとしては、ガリシアの芸術家ポリーニョ・トラパレイロ(Polinho Trapalleiro)の手による、マドリードの典型的な場所を中心としたイラストを購入することができます。
世界で最も美が集中している場所の一つ、美術館通り(Paseo del Arte)には、 プラド美術館(Museo del Prado)、 国立ティッセン=ボルネミッサ美術館(Museo Nacional Thyssen-Bornemisza)、ソフィア王妃美術館(Museo Reina Sofía)があります。
プラド美術館のショップでは、最も象徴的な絵画を連想させる小さな宝飾品を提供しています。しかも、お手頃な価格で。例えば、ベラスケスの最も有名な絵画の女官のシルエットや犬のペンダント、『快楽の園』のハリネズミのブレスレットなどが購入できます。ショップでは、プラド美術館が所蔵する名作の高解像度複製を、紙やキャンバスに印刷するサービスも提供しています。
ティッセン=ボルネミッサのショップでは、カタログ、複製、書籍、オリジナルデザインを提供しています。ぜひ立ち寄りたいギフトショップで、コレクションや特別展に関連する製品や出版物が揃っている他、お好みに合わせたプリントサービスも利用できます。
ソフィア王妃美術館の見学を終えた後、興味がある方は王妃ショップ(Tienda del Reina) へどうぞ。ガイドとカタログ、大人・子供向けのプレゼント、ポスター、絵葉書、図版、しおりといった印刷物など、数多くの製品があります。すべて、美術館の展覧会や、サルバドール・ダリ、フアン・グリス、ジョアン・ミロ、パブロ・ピカソなど数多くの巨匠に関連した製品です。
5.イチゴノキのリキュール
クマとイチゴノキ(マドローニョ)はマドリードの紋章の一部になっています。クマのことは誰もが知っていますが、イチゴノキに独特な実ができ、リキュールを作るために使われていることは、あまり知られていません。イチゴノキのリキュールは首都の様々な店で購入できます。
そして、マドリードの象徴のラベルがついた歴史的なリキュールをご希望の場合には、ラバピエス(Lavapiés)地区にある酒屋Mariano Madrueño(Calatrava, 19)へ足を運び、クルス・パロマ(Cruz Palomo)がカラバカ(Caravaca)通りの工房で生み出し、一躍有名になったこのリキュールを手に入れてください。
6.サッカーファンのために
サッカーファンで、マドリードのチームの土産品、装飾品、プレゼントの購入をご希望の方には、マドリードの全チームのオフィシャルショップが、選手の背番号入りTシャツやユニフォームといった定番の品から、チームのエンブレム入りマフラーや帽子まで、様々な可能性を提供しています。レアル・マドリード、アトレティコ・デ・マドリード、ラジョ・バジェカーノのオフィシャルショップから選択可能です。
7.マドリードの地下鉄の土産品
2019年に開業100周年を迎えたマドリードの地下鉄には地下鉄ショップがあり、様々な土産品を扱っています。見学者は、キーホルダー、手帳、ノート、バッグ、鉛筆、Tシャツなどを購入することができます。
8.スミレのキャンディ
プエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)の横、カナレハス広場(Plaza de Canalejas)6番地に、マドリードでも特に名高いチョコレート店La Violetaがあります。
1915年創業の家族経営の同店は(創業当時のカウンター、陳列台、ガラスと陶器の容器が保存されています)、スミレの形と味のおいしいキャンディで有名です。友達や家族に贈るのにぴったりのお土産です。
9.サフランの宝
サフランはラ・マンチャの特産品ですが、マドリード中心部のサンティアゴ(Santiago)通り12番地にあるお洒落な店、La Melguizaで販売されている有機栽培のサフランや、人気の高い「赤い金」で作られた魅力的な製品を、食品のお土産としてお勧めします。
サフランに新しい発想が加わり、チョコレート、キャンディ、ジャム、ラ・マンチャ産チーズのパテの中に隠されています。同店ではフレーク塩、エキストラ・バージン・オリーブ・オイル、さらには化粧品も販売されており、すべてサフランが入っています。
10. Turrones Casa Mira
スイーツをお土産にするなら、マドリードの中心部アウストゥリアス地区にあるCasa Mira がおすすめです。1842年に創業され、手作りの伝統的な「スペイン最高のトゥロン」をはじめ、評判の高い菓子店です。マサパン、ポルボロネスやフルーツの砂糖漬けなども取り揃えており、 クリスマスのお土産として最適です。
11. TypographiaのデザインTシャツ
カナレハス広場(Plaza de Canalejas)でお土産を探すなら、現代的かつ個性的なグラフィックデザインのTypographia が挙げられます。動物、レタリング、幾何学模様などがデザインの中心ですが、マドリードをテーマにしたデザインも置かれています。
12. 典型的な工芸品
ラ・ラティーナ地区には、1世紀以上にわたってエスパドリーユの製造を専門としてきたCasa Hernanzがあります。今日まで生き残りを果たしたエスパドリーユは、間違いなく旅行の素晴らしい思い出となるでしょう。
一方、プエルタ・デル・ソルには、マニラショール、ベール、マンティラと呼ばれる大判のスカーフ、コーム、カスタネット、傘など、スペインの代表的な商品を購入できる100年の歴史をもつCasa de Diegoがあります。さらに、100年以上にわたって製造されているあらゆる種類のアバニコ(生地なし、レース付き、無地、手描きの花など)も、暑い夏の日に最適な贈り物となるでしょう。
マドリードでは、間違いなく美食愛好家にとって素晴らしい選択肢である、原産地呼称製品を扱う店舗があります。グルメ・エクスペリエンス・ゴヤ(Gourmet Experience Goya)のマルチグルメスペースには、豊富な品揃えの製品のほか、オリーブ、エクストラバージンオリーブオイル、ワインを購入できるサン・ミゲル市場(Mercado de San Miguel)があります。また、ハムやイベリア産の製品を購入するなら、エクストレマドゥーラ、バジェ・デ・ロス・ペドロチェス、ギフエロ、ハブーゴの4つの原産地呼称の製品を扱うEnrique Tomásがおすすめです。