マドリードのホテル業界では、障害がある方にとっての施設のアクセシビリティを改善しようと日々取り組みが行われています。アクセシブルな宿泊設備ガイドでは、宿泊施設の格付けや障害の種類別に分類して、便利で正確な情報を提供しています。

このガイドでは、高級ホテルや歴史的なホテルの他、1つ星ホテルや、オスタル（小規模ホテル）、ユースホステル、下宿屋といった他のタイプの施設に関しても、アクセシビリティの特徴を詳しく知ることができます。

マドリードには、障害がある方が利用可能な最新の交通網が幅広く存在しています。

飛行機

アドルフォ・スアレス　マドリード・バラハス空港（Aeropuerto Adolfo Suárez Madrid-Barajas）には障害者向けのサポートシステムがあります。空港滞在中にサポートサービスをご利用になる場合には、48時間前までに902 404 704あるいは (+34) 91 321 10 00に電話で、必要なサポートを申請してください。 こちらからも申請可能です。

電車

スペイン国有鉄道（RENFE）は、障害があるご利用者への個別対応アシスタンスサービスを行っています。

地下鉄

地下鉄ネットワークの約60%で、駅と車両に、障害がある方向けのアクセス、連絡、安全措置が講じられています。アクセシブルな駅のリストをご参照ください。

バス

マドリード市交通公社（EMT）が運営するバスは、全車両が障害のある方にご利用いただける仕様となっています。EMTのホームページに詳しいインフォメーションが掲載されています。

タクシー

マドリード・ユーロタクシー協会（Asociación Eurotaxi de Madrid）はマドリード州での通常運行業務に、体が不自由な方向けの車両を導入しており、追加料金なしでご利用いただけます。詳細はこちらをご覧ください。

駐車場

自家用車でマドリードへお出かけになる障害者の方は、このガイドで障害者用スペースのあるパーキングに関する情報をご覧いただけます。特別仕様車のレンタカー会社もあります。

次に、マドリード訪問をより興味深いものとするために役立つアプリや計画をご紹介しましょう。

TUR4ALL

スペインの観光施設1,800カ所以上のアクセシビリティに関して、役に立つ情報が見られる無料のモバイルアプリで、AndroidとIOSの両方に対応しています。詳細とダウンロードはこちらから。

ACCESSIBILITY

位置情報システムを利用して、駐車場の障害者用スペース、ATM、ガソリンスタンド、外来病院、身体障害者向けに必要最低限のアクセシビリティがあるレジャースポットに関する情報を、携帯機器で入手できます。対応言語はスペイン語と英語。詳細とダウンロードはこちらから。

みんなのための美術館通り（PASEO DEL ARTE PARA TODOS）

美術館通り（Paseo del Arte）は三大美術館が並ぶ、世界有数の美術集中地区です。プラド美術館（Museo del Prado）、ティッセン＝ボルネミッサ美術館（Museo Thyssen-Bornemisza）、ソフィア王妃芸術センター（Museo Reina Sofía）では、どなたにでも鑑賞していただけるよう、施設や展示を障害のある方のアクセシビリティの充実を図りました。詳しい情報をご覧ください。

視覚障害者のための博物館（MUSEO TIFLOLÓGICO）

模型、絵画、彫刻、タペストリーを触れながら鑑賞できます。

国立考古学博物館（MUSEO ARQUEOLÓGICO NACIONAL ）

アクセシビリティに関するパンフレット、スペース、サービス、特定の支援および触覚的リソースを一般提供しています。

海事博物館（MUSEO NAVAL）

最近改装された海事博物館は、常設展示と特別展示の両方に、物理的、感覚的、認知的アクセシビリティサービスを備えています。

スペイン視覚障害者協会（ONCE）

スペイン視覚障害者協会（ONCE）は、社会的性格の公法に基づく非営利法人であり、盲人、視覚またはその他の障害を持つ人々の自立と社会参加のために活動しています。その活動は教育、雇用および支援に及びます。

ILUNION

障害を持つ人々に質の高い雇用を提供することを目的とした、ユニークなビジネスモデル。ホテル・レストラン業界など、アクセシブルな観光ビジョンを持つビジネスに焦点を当てています。